日常とか

台湾人です。日本語の練習を兼ねてブログを始めました。

君が幸せになると、私も幸せ

中国語版やっと出たので、早速買いました。

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『SUNNY』第4巻。
私はあんまり漫画を買わないのですが(BL漫画は別の話)、松本先生の『SUNNY』だけは毎巻楽しみにしています。

4巻も泣けました。自分の気持ちにぴったりな言葉が見つけられないので『SUNNY』の感想を書く時いつも困っています。この孤独感の漂う雰囲気をどうやって説明するか分かりませんが、毎回読み終わったら暫く悲しみに浸っちゃいます。

今回は皆よく泣きました。足立さんに懇願するはるお、母と決別するあさこ、自分宛ての手紙が来なくても待ち続けるせい、きい子のお別れ会で泣いた皆、久々に再会した父と別れた時のはるお…。まだたくさんありますが、とりあえず自分がうるっときた話を挙げてみました。泣いた後、嘘をついて強がったり、暴言を吐いて自分の気持ちを誤魔化したりする子たちを見ると心が痛い。抱きしめたい。

そして、この中で一番ぐっときた話はきい子とはるおの話でした。
きい子が家に帰るのをあれだけ待ち望んだのに、結局「大人の事情」で星の子学園に戻らなければならない。彼女の気持ちを考えると悲しくなるし、ほかの子たちの対応も何故か泣けます。すぐ人のことをあざ笑うはるおですら大人しく「おかえり」と言ったのは、彼もその裏切られたような気持ちをよく分かっているからでしょうか。
最後のきい子とめぐむの会話もすごく好きです。

はるおと父親の話を読んで、やはり親がどんなでも子供は一緒にいたいんだなあと思いました。はるおだけではなく、けんじも親が仲直りするかもしれないと聞いて嬉しそうになったのも同じですね。本作を通して捨てられても親を憎まない子供たちの純粋さを知り、それを大切にしたいと思いました。
はるおのお父さんはお金がないので無理でしょうが、お母さん!!早くはるおを連れて帰って!!この子は分かりやすいので、普段は心の底から嬉しいと思って笑うことが滅多にないのに親の前ではあんなに純粋な笑顔を見せるのと、親と離れた後こっそり涙を流すのを見るのが耐えられません…˚‧º·(˚ ˃̣̣̥᷄⌓˂̣̣̥᷅ )‧º·˚

『SUNNY』を読むといつも小毬ちゃんの「幸せスパイラル」を思い出す。本当にこの子たちが幸せになると私も幸せになるよ~。どうかこの子たちに幸せを…。

Sunny 4 (IKKI COMIX)

Sunny 4 (IKKI COMIX)

 

早く5巻を読みたいです。